中堅企業には、中小企業の域を脱皮し、将来に向けて更なる発展を期している企業が多いものです。こうした中堅企業が経営コンサルタントを有効に活用する方法を考えたいと思います。その1つは、経営者が大企業化への発展のために、これからの経営全般にアドバイスをもらうと言った一般的なパターがあります。中小企業の経営体制・体質から上手に脱皮する事が必要で、そうした点を相談したり、株式上場に向けたサポートを受けるケースです。
もう1つは、中小企業からの脱皮として、社員の意識改革と体質の改善を図るために、様々な視点での全社活動のアドバイスを得るケースです。例えばISOの品質や環境の認証活動、むだとり活動等、それ自身を達成する目的と全社の改革の旗印とする活動です。こうしたサポートをするコンサルタントは、全体的な経営コンサルタントではありませんが、経営者が改革のツールとして考えるなら、専門性の高いコンサルタントのサポートを受ける事も非常に重要と言えるでしょう。